親時計と子時計パート2
前回のつづき…
前回は体内時計には24時間の周期を刻み、生体リズムのズレを微調整していることがわかりました。
このリズムの形成にはホルモンの働きが大きく関わっていますが、代表的な「メラトニン」はよく耳にするでしょう。
メラトニンは全身に「夜」を伝えます。
前回のブログで朝日を浴びるのが体内時計のリセットと書きましたが、メラトニンは朝日を浴びてから12〜15時間後、光の量が減っていくことにより徐々に分泌量が増加していきます。
ですから陰陽の切り替わりと同時に、パソコンやスマホなどの強い光を徐々に少なくしていかなければ入眠の妨げの要因となってしまいます。
さて、メラトニンと同じぐらいよく耳にする「セロトニン」とはなんでしょうか。
セロトニンは、心身の安定を保つ働きがある神経伝達物質で、先ほどのメラトニンの原料となるものです。そしてこのセロトニンは、朝日を浴びて日中に生成されるのです。
では、セロトニンの原料はなんでしょうか。
セロトニンの原料は、トリプトファンというアミノ酸です。
トリプトファンは残念ながら体内で合成することのできない必須アミノ酸であり、食事から摂取することが大切です。特に、大豆製品やバナナ、ナッツ類、ヨーグルトなどに多く含まれています。
田七人参にも必須アミノ酸が豊富に含まれており、そういった意味で安眠効果にも期待ができますね。
メラトニンの分泌を維持するためには、トリプトファンを十分にとり、朝日を浴びて日中にセロトニンの生成を促し、夕方以降のメラトニンの生成に繋げていくことが安眠を導く鍵となります。
ハンドマッサージ でもセロトニンの分泌が期待されます。少し忙しかったり、興奮した1日を過ごし、交感神経の高ぶりが夜まで持続していたら、陰の気へのスイッチであるお好きな香りのアロマでハンドマッサージ をしてみてはいかがでしょうか。
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